おじょろうきつね
小女郎狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大根を積んだ舟に乗せてほしいと頼んできた若い女を小女郎狐と見抜いた百姓が縛って持ち帰ったが、燃やしてみると正体は大根で狐は逃げていたという。
- 細部
- ある百姓が夕方、大根を積んだ小舟で家路についていると、一人の若い女が舟に乗せてほしいと頼んできた。この地域で名高い小女郎狐の仕業に違いないと見抜いた百姓は、女を舟に乗せるやいなや素早く荒縄で縛り上げてしまった。家に持ち帰った百姓は青松葉を燃やし、その火の上に縛った女を投げ込んだが、燃えていたのはただの大根であり、肝心の小女郎狐はすでにどこかへ逃げ去ったあとだったという。人を化かす狐と、化かされまいとする百姓との駆け引きが軽妙に描かれた話である。
- 広まり方
- 1974年の『季刊民話』所収、井上正一「民話の旅」に記録がある。
- 地域
- 京都府宮津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ