おいぬさま
御犬様
国内
未確認生物
- どんな話か
- くだ狐が広めるコロリを鎮めるため三峯山から借りた御犬様を安置すると、郷蔵跡に足跡が残り狐の声が響いたという。
- 細部
- 大宮町では、コロリ(コレラ)を広めているのはくだ狐だと考えられ、8月7日にはその災いを鎮めるため武州三峯山からお犬様を借り受けることが決まった。10日の夜、無事に借用してきた御犬様を郷蔵の跡地に安置したところ、その周りに獣の足跡が新たについているのが見つかり、蔵屋敷のまわりでは狐の鳴き声がしきりに聞こえたという。疫病除けの御犬様を迎えた晩に、まさにその敵とされるくだ狐の気配が濃く漂ったという巡り合わせが記録されている。
- 広まり方
- 1995年刊『静岡県史 別編Ⅰ 民俗文化史』所収、高橋敏「ころりの除災儀礼」に記録がある。
- 地域
- 静岡県富士宮市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ