おいぬいし
狼石
国内
未確認生物
- どんな話か
- 喉のトゲを抜いてやった狼が礼に猪を届け、以後夜道を送り迎えしたという白石家の先祖の恩返し譚を伝える碑。
- 細部
- 七北田川の右岸、山村館跡の西南にある三峰山の碑がこの狼石である。実沢の旧家であった白石家の先祖が、ある晩、中山峠を仙台から帰る途中、一匹の狼が道端で口を開けて苦しそうにしているのに出くわした。よく見るとノドに棘が刺さっていたので、これを抜いてやったという。その夜、家の縁側で物音がしたので出てみると、お礼にと猪が置かれていた。その日を境に、白石家の先祖が町から帰る道すがら、必ずこの狼が現れて家まで送り届けてくれるようになったといい、その狼を供養するために建てられたのがこの碑である。白石家では今も旧暦4月8日になると狼石に赤飯を供えており、これを「狼のオボタテ」と呼んでいる。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「石・岩の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ