おいなりさん
お稲荷さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 蕨市北町では初午の晩、稲荷の祠に集まった男の子たちが1人に稲荷様をのりつけて遊ぶ風習があり、憑いた稲荷がなかなか落ちない場合は唐辛子の煙でいぶして醒ました。
- 細部
- 蕨市北町では、旧暦の初午にあたる晩、稲荷の祠に男の子たちが集まって夜通し籠もるオコモリという行事が行われていた。その際の遊びとして、1人の子が後ろ鉢巻をして幣束を手に持って座り、周りの子どもたちが唱え言を繰り返すと、座った子の体が震えだし、お稲荷さんがのり移ったとされた。のり移った子に質問をすることもあったが、大人の場合のような込み入った話は特に聞かれなかったという。のり移った稲荷様がなかなか落ちない、つまり子どもが元に戻らないときは、唐辛子をいぶしてその煙をかがせることで落としたと伝えられる。
- 広まり方
- 1988年刊行の雑誌『西郊民俗』に大島建彦が発表した「蕨市のトオカミ」に、北町の事例として記録されている。
- 地域
- 埼玉県蕨市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ