おいなりさん
お稲荷さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人に憑く神のうちで最も多いとされ、女に乗り移って祭祀を求め、病名を言い当てるともいう。
- 細部
- この土地で憑依する神といえば、まず名が挙がるのが稲荷である。多くは女性の身に乗り移り、自分を祀るようにと迫って災いをもたらすとされた。一方で、憑いた状態の口を通して病人の患う病の名を的確に言い当てることがあり、恐れと霊験が同居する存在として受け取られていた。ただし一度祀れば求めが続くと考えられたため、村では稲荷を勧請するのを避ける気風があったという。祀らないという選択そのものが、この神への警戒の表れになっている。
- 広まり方
- 1967年の『民俗採訪』に載った國學院大學民俗学研究会「愛媛県越智郡関前村岡村」の報告による。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ