おひめばし
おひめ橋
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 夫を殺し磔になったおひめの怨霊が病や災いをもたらすとされ、橋や田を通じて祟りが語られている。
- 細部
- 韮崎市大草町の公会堂があるあたりは、おひめ屋敷と呼ばれている。近くの橋はおひめ橋、かつておひめが所有していたという田はおひめ田と呼ばれ、いずれもおひめの怨霊にまつわる場所として恐れられてきた。橋から落ちると、おひめに片袖を引きちぎられてつかまえられるといい、おひめ田を耕せば災いに遭うとも語られている。天保年間に実在したとされるおひめは大変な美貌の持ち主であったが、やがて不倫の末に夫を手にかけてしまい、市川代官所に知られて磔の刑に処されたのだという。処刑された女性の怨念が、地名や場所を通じて長く語り継がれてきた話である。
- 広まり方
- 『山梨県史』2003年刊行、第一編第五章第六節「世間の認識」(山田厳子執筆)に記録がある。
- 地域
- 山梨県韮崎市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ