せいきをすうおおぐも
生気を吸う大蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人を化かしたり生気を吸ったりする巨大な蜘蛛の怪異。各地の怪談集に類話が残る。
- 細部
- 大蜘蛛は、人を化かしたり生気を吸ったりする巨大な蜘蛛の怪異で、各地の怪談集に類話が残る。『狗張子』『諸皐記』『耳嚢』『宿直草』など江戸期の随筆・怪談集に記録があり、『曽呂利物語』『信濃奇勝録』にも別の話が載る。京都五条烏丸の寺に泊まった山伏が、天井から伸びた毛むくじゃらの手を斬り落とすと、翌朝、2尺8寸ほどの蜘蛛の死骸が見つかった。『曽呂利物語』では大蜘蛛が六十歳ほどの老婆に化けて男を襲い、『信濃奇勝録』では病人の生気を吸う蜘蛛に母子が苦しめられる。中世の『土蜘蛛草子』『平家物語』にもつながる記述がある。
- 広まり方
- 土蜘蛛伝説とも混ざり合いながら、各地の古寺や山中にまつわる怪異譚として書き継がれてきた。
- 地域
- 全国
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ