おえべすさま
オエベス様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 乙亥の日に迎える神で、座敷でなく末席に祀るのは神々に席を譲り続けたためだと説かれた。
- 細部
- 河辺町では十一月の乙亥の日になると、山鳥坂のオエベスまで参詣し、そこから神を家へ迎える習わしがあった。大正三年生まれの国井政太郎が子どものころ、なぜこの神を座敷に祀らないのかと父に尋ねたところ、次のような答えが返ってきたという。オエベス様は出雲での神々の寄り合いに誰よりも早く着こうとして上座に着いたが、後から来る神に次々と席を譲っているうちに、いつのまにか一番下の座に落ち着いてしまったのだと。祀る位置の由来を、神の気立ての良さで説明した話である。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』に載る国学院大学民俗学研究会「愛媛県喜多郡河辺村」の報告による。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ