おだいしさま
お大師さま
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 年に一度、床の間へ臼を据えておくと、夜のあいだにお大師さまが目立てをしてくれるという。
- 細部
- 一年に一度だけ、家の床の間に臼を運び入れて置いておく習わしがあった。そうしておくと夜のうちにお大師さまが訪れ、臼の目切り、すなわち擦り減った溝を刻み直す作業をしてくれると信じられていた。道具の手入れという実際の労働を、来訪する聖なる存在の働きとして語る形になっており、大師にまつわる一夜の来訪譚と生業の道具への信仰が重なっている。臼を据えるという準備そのものが、迎えるための作法として機能していた。
- 広まり方
- 1985年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県宇和島市蒋淵調査報告書に見える。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ