おぶさりてえ
おぶさりてえ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大杉の下で「おぶさりてぇ」と声をかける怪異で、臆病者が啖呵を切ると小判が降ってきたという。
- 細部
- 大山町の八幡神社の前に立つ大杉の下を夜遅くに通りかかると、どこからか「おぶさりてぇ」と呼びかける声が聞こえるといわれていた。ある晩、村でいちばんの臆病者と評判の男が、母親の急病で医者を呼びに走った帰り道にその杉の下を通りかかり、案の定声をかけられた。恐ろしさのあまり開き直り、「そんなにおぶさりたいならおぶさってこい」と怒鳴り返したところ、声はやみ、代わりに小判がばらばらと降ってきたという。臆病者の啖呵が思いがけない幸運を呼び込んだ話として伝わっている。
- 広まり方
- 1979年の『伝承文学研究』所収、宮岡洋子「円岡邦枝媼の語る昔話―鳥取・中山町の昔話(一)―」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県大山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ