おぼしなさま
オボシナサマ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 鬼神集落の鎮守オボシナサマの祭りでは肉食が禁じられ、1956年にこれを破った人がいたため翌日大火事で十七軒が焼けたという。
- 細部
- 能代市の鬼神集落では、オボシナサマと呼ばれる不動様を鎮守として祀っている。祭日はもともと旧暦の三月二十八日だったが、現在では新暦の五月八日に行われるようになった。祭りの前晩から、煮物を重箱へ詰め合わせて境内へ持ち寄り、集まった人々でともに食する習わしがあるが、このとき肉を口にすることは固く禁じられている。1956年、この禁を破って肉を食べた者がいたところ、その翌日に集落で大きな火事が発生し、十七軒もの家が焼けてしまったという。祭礼の禁忌を破ったことと災厄とを結びつけて語る、典型的な祟り話の構造を持っている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1969年掲載の國學院大學民俗学研究会による秋田県山本郡二ツ井町旧響村の調査報告に記録がある。
- 地域
- 秋田県能代市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ