おぼのかみさん
オボノカミサン
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- お産に立ち会う産神で、生まれる前からすでにその場に来ていると考えられていた。
- 細部
- この土地でオボノカミサンと呼ばれるのは、出産を見守る産神である。招いて来てもらうものではなく、産の始まる時にはもう産室に居るものだと受け止められていた点に特色がある。そのため呼び寄せるための特別な作法よりも、神がすでにその場に居ることを前提とした振る舞いのほうが重んじられた。神奈川各地の産神をめぐる聞き取りの中で拾われた事例で、出産という危うい場面を、目に見えない同席者の存在によって支えていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1982年の『西郊民俗』所収、大藤ゆき「神奈川の産神」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県二宮町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ