おぼ
オボ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妊娠中に死んだ女の幽霊オボが旅人に子を抱かせようとする、金山町のオボ沢に伝わる話。
- 細部
- 福島県金山町のオボ沢と呼ばれる沢には、オボという幽霊が出るといわれている。お腹に子供を宿したまま亡くなった女性の幽霊で、夕暮れどきに通りかかった旅人の前に現れては「子を抱いてくれ」と頼んでくるのだという。頼まれるままに抱くとその姿は消え、その後いくら待っても現れることはない。このオボを避けるための方法も伝わっており、あらかじめ荷縄の長さをわざと不揃いにしておき、オボに「子を抱いてくれ」と頼まれたら逆に「その紐を揃えてくれ」と頼み返し、オボが不揃いな紐を揃えようとしている隙に逃げればよいとされる。また、オボの子は抱いた人の首に噛みつくといわれ、それを防ぐには首とは反対向きに抱くとよいとも語られている。
- 広まり方
- 1990年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「福島県大沼郡金山町 調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 福島県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ