おべつさま
おべつ様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漁船に上がってきた白蛇を神と見なして持ち帰り、後にその骨を恵比寿の傍らへ祀ったという神格。
- 細部
- 明治のごく初めのこととして語られる。沖へ出た者の船に海から白い蛇が這い上がり、船霊を祀る棚に居座って動かなくなった。神の使いに違いないと考えた漁師は、そのまま蛇を陸へ連れ帰る。蛇はしばらく近辺を這い回っていたが、事情を知らない別の男の手にかかって命を落とした。すると殺した男の家から火が出て、男自身も逃げ遅れて焼け死んだ。残された骨は拾い集められ、恵比寿を祀る場所へ納められた。これが、おべつ様と呼ばれるようになったと伝わる。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ