にゅうじょうづかのせんこうばい
入定塚の線香灰
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 入定塚に供えた線香の灰には治癒や安産をもたらす力があるとされ、おできや夜尿、妊婦の安産祈願などに用いられたと伝わる。
- 細部
- 南房総市白浜町の入定塚では、供えた線香が燃え尽きた後の灰を用いる民間療法が伝えられている。灰をおできやイボに付けると治り、寝小便をする子どもの股に付けても効き、妊婦が塚に供えた線香の灰などに触れると安産になるとされた。塚に入定した行者の徳が灰にも宿るという考えが、この利用法の土台にある。松崎憲三「行人塚再考-塚をめぐるフォークロア(一)-」(『日本常民文化紀要』1994年)に記録されている。
- 広まり方
- 『日本常民文化紀要』1994年の松崎憲三「行人塚再考」に、白浜町での聞き書きとして複数の用例が報告されている。
- 地域
- 千葉県南房総市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ