にゅうどうぼうず
入道坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 近づくほど大きくなる見越し入道に出会った猟師が正体を見破って鉄砲を撃つと消え去ったという。
- 細部
- 入道坊主は見越し入道とも呼ばれる怪異で、出会った当初は3尺にも満たない小さな坊主の姿をしているが、近づくにつれてみるみる7尺、8尺、ついには1丈ほどにまで大きくなっていくという。対処法も言い伝えられており、こちらから先に「見ていたぞ」と声をかければ助かるが、逆に向こうから先に声をかけられてしまうと命を落とすとされる。ある雨の夜、猟から帰る途中の安倍助佐衛門という男が玉坂という場所でお寺の和尚らしき人影に出会ったが、近づくにつれてそれは見る間に大坊主へと膨れ上がっていった。助佐衛門はこれを入道坊主だと見抜いて鉄砲を撃ち放ったところ、その姿はかき消えたのだという。この怪異は狸の仕業だとも語られている。
- 広まり方
- 出典は『民間伝承』1938年掲載、柳田國男「妖怪名彙(四)」、および『愛知県伝説集』1937年刊、愛知県教育会編。
- 地域
- 愛知県新城市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ