にゅうないすずめ
入内雀
国内
未確認生物
- どんな話か
- 左遷され失意のうちに没した歌人・藤原実方の怨霊が雀に姿を変えたという伝承の鳥の妖怪。
- 細部
- 藤原実方は一条天皇の侍臣を務めた名高い歌人だったが、藤原行成との殿上での口論をきっかけに陸奥国へ左遷され、失意のうちに現地で没した。その後、京の内裏・清涼殿へ毎朝一羽の雀が入り込み、台盤に載せた飯をたちまち食べ尽くす怪異が起きた。農作物を荒らしたとも伝わり、人々は実方の怨霊が雀に化けた仕業として恐れた。鳥山石燕はこの怪鳥を『今昔画図続百鬼』に描いた。関連する記録・参考文献として、村上健司『京都妖怪紀行』、草野巧・戸部民夫『日本妖怪博物館』、京極夏彦・多田克己編著『妖怪画本 狂歌百物語』が挙げられている。
- 広まり方
- 歌人の悲運と結びついた怪異譚として、怪談集や妖怪画集を通じて後世に伝わった。
- 地域
- 京都府
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ