なかつのたぬきのぬりかべめかくし
中津の狸の塗り壁目隠し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道を歩いていて突然視界が塞がれるのは、狸が体を広げて目隠しをするためだとする言い伝えである。
- 細部
- 大分県中津市山国町に伝わる話では、夜道などを歩いているときに不意に目の前が見えなくなる現象を、狸の仕業と説明している。狸が自らの陰嚢を大きく広げて人の視界を覆い隠すために、まるで塗り壁にぶつかったかのように何も見えなくなるのだという。この状態に陥ったときは、慌てずにその場へ腰を落とし、煙草へ火をつければ、まもなく視界が元どおりに戻るとされている。火や煙が狸を遠ざける効果を持つと考えられていたのだろう。
- 広まり方
- 1986年刊行の『大分県史 民俗篇』所収、小玉洋美による路傍の怪の記述に基づく。
- 地域
- 大分県中津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ