せいよのぬれおなごさずかるかいりき
西予のヌレオナゴ授かる怪力
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川の飛石で洗濯する女に赤子を預かった修験が、石のような重さに耐えて怪力を授かった話。
- 細部
- 野村町の駄場川にはヌレオナゴが出るとされた。千眼寺の修験である徳善院が夜更けに飛石伝いに川を渡ろうとすると、そこで洗濯をしている女がおり、しばらく赤子を抱いていてほしいと頼まれた。受け取った赤子は石のようにずしりと重く、腕がしびれるほどであったが、徳善院は投げ出さずに抱き通した。堪えきったことに感じ入った女は、礼として大力を授けたという。赤子を押し付ける水辺の怪の話でありながら、恐ろしさよりも法力比べの色合いが濃い一話である。
- 広まり方
- 1983年刊『愛媛県史』第五章第三節、佐々木正興による憑きもの・妖怪伝承の項に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西予市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ