ぬれおなご
濡れ女子
国内
未確認生物
- どんな話か
- 坂道で赤子を託し、逃げる者へ鉤状の髪を投げつけたという女の怪で、二枚戸の由来を語る。
- 細部
- たかなご坂にさしかかると、赤ん坊を抱いた女が立っていて、この子を抱いてくれと頼んできた。言われるまま腕に受けると赤子はしだいに重みを増し、耐えかねた男は投げ出して駆け出したが、女はそのまま後を追ってきたという。ようやく我が家へ飛び込んで戸を閉ざすと、外から髪の毛が打ちつけられた。夜が明けてから見ると、先が釣り針のように曲がった毛が戸に食い込んでいた。戸が二重だったために内側までは届かず命拾いしたといい、それゆえこの土地では二枚戸なら祟りを受けないと言い伝えている。
- 広まり方
- 1991年の『常民』に収められた中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に見える。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ