ぬまのおんな
沼の女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 古沼で声をかけられた漁夫が姉への手紙を託され、秋田領の沼まで届けて黄金の挽臼をもらったという。
- 細部
- 吉里吉里に住む貧しい漁夫が草刈りに出かけたとき、古沼のほとりで見知らぬ女に声をかけられた。女から姉への手紙と旅費を託された漁夫は、道に迷いながらも秋田領へたどり着き、目当ての女がいる黒沼で妹からの手紙を渡す。お礼に黄金の粒が出るという挽臼をもらい受けたが、気がつくと体が宙を飛び、伊勢参りに向かう一行が泊まる仙台の宿の前に立っていたという。人ならぬ者からの依頼を果たすことで思いがけない褒美を得るという、旅と沼の女をめぐる不思議な話である。
- 広まり方
- 1929年『旅と伝説』新年号所収、佐々木喜善「黄金の挽臼―ニ、手紙の秘密―」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大槌町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ