ぬまのぬし
沼の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 堂ヶ岱堤に棲む大蛇の沼の主は供物を怠った村人に怒り土堤を壊し、赤と黒の主が月夜に沼で戯れたと古老は語ったという。
- 細部
- 北秋田市の堂ヶ岱堤には、沼の主とされる大蛇が棲んでいたと伝えられる。ある時、村人たちが供え物を怠ったことに怒った大蛇は、沼を囲う土堤を壊してしまったのだという。また、古老の語るところによれば、この沼には赤い主と黒い主の二匹がいて、ふだんは八巻山のあたりで遊び暮らしているが、月が明るい晩には、その巨体をそのまま沼に沈めるようにして戯れることもあったのだと伝えられている。祟りをなす一面と、のどかに遊ぶ一面の両方が語られている話である。
- 広まり方
- 1976年の『秋田民俗』に掲載された村上薫「北秋の口承文芸報告」に記されている。
- 地域
- 秋田県北秋田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ