のたうちば
ノタウチバ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 旧暦十二月に猟師が七日間祭壇を設けて夜通る物を撃つしきたりがあり、その祭壇の場所をノタウチバと呼んだという。
- 細部
- 香川県さぬき市に伝わる猟師のしきたりである。旧暦の十二月のある日から七日間にわたり、猟師は山中に祭壇を設ける。毎晩その壇上に立って銃を構え、夜中に前を通り過ぎるものを見境なく撃ち抜くのだという。この祭壇を設けた場所はノタウチバと呼ばれ、通りかかるのはただの獣とは限らない。時には妖怪や魔物が、猟師の親や兄弟の姿に化けて現れることもあるとされ、たとえ見知った顔であっても情に流されず撃たねばならないという、厳しい掟が伴う行事であった。
- 広まり方
- 1966年の『香川の民俗』所収、藤井洋一「大川郡南部の話」に記録がある。
- 地域
- 香川県さぬき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ