うわじまののがまとちすい
宇和島のノガマと血吸い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 風に乗って来て人の血を吸う魔物とされ、切られても血が出ない。捨てた鎌が化すとも語られた。
- 細部
- 宇和の一帯では、ノガマに切りつけられても傷口から血が流れ出ないと言われていた。理由は、ノガマが風とともに運ばれてきて人の生き血を吸い取っていく魔物だからだと説明される。傷はあるのに出血がないという不可解な現象を、血が先に吸われたためと解く筋立てである。一方、三間町の音地では別の理解が伝えられ、野山へ打ち捨てられた鎌がノガマと化して人に取り憑くのだと考えられていた。風の魔物とみる説と、道具の変化とみる説が並び立っている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収の佐々木正興による伊予の妖怪変化と、1983年刊『愛媛県史』第五章第三節の同じ著者による記述に見える。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ