まつやましののがまみえないきりきず
松山市のノガマ見えない切り傷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 石垣や大石の陰にひそみ、近づいた者の足を刃物のように切り裂くという姿の見えない怪。
- 細部
- 松山あたりでは、石垣や大きな岩のあるところにはノガマがいるから近寄るなと戒める。その場に足を踏み入れると冷たい風が吹きつけてひやりとし、しばらくして足元が急に激しく痛み、鋭い刃で裂かれたような傷から血が噴き出すという。どんな姿をしているのかを語る者はいない。四国一帯に広く伝わる怪異で、原因の分からない切り傷を負うとノガマに切られたと言い表す。傷の説明として名が用いられ、危険な場所へ近寄らせない戒めにもなっていた。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』所収、上森一義「私が聞いた妖怪」と、1985年の同誌所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ