くまこうげんちょうののがまのきりきず
久万高原町のノガマの切り傷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 転んだだけなのに深い切り傷ができることを、目に見えぬ鎌の仕業と説明する言い方。
- 細部
- 道でつまずいて倒れただけなのに、四寸から五寸ほどの大きな裂傷ができることがある。伊予ではこれをノガマに切られたと表現した。旧久万町のほか、伊予郡砥部町でも同じ言い方が通用しており、山あいから平野部にかけて広く共有された観念だったことが分かる。原因の分からない鋭い傷を、姿を見せない刃物の妖怪に帰する説明であり、いわゆる鎌鼬の伝承と同系統のものである。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ