のびあがり
伸び上り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 見ているうちに際限なく背が伸びる怪異で、つられて見上げると首を掴まれて命を落とすという。
- 細部
- かわそはさまざまなものに姿を変えるが、なかでもよく化けるのが伸び上がりだとされた。人が目を留めると、その姿はぐんぐんと高くなっていく。見ている側は自然と顎を上げて追うことになり、そこで首を掴まれて殺されてしまうのだという。対処法も伝えられており、伸び上がりに出くわしたときは、地面から一尺ほどの高さのあたりを蹴るとよいとされた。上を見ずに足元を狙うという、視線を上げさせる怪異の性質を逆手に取った作法である。
- 広まり方
- 1975年の『伊予の民俗』に載る山口常助の北宇和郡下波村聞書に二例が収められている。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ