のびあがりとたかぼうず
ノビアガリと高坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- カワウソが化けた背高の怪で、土地ごとに現れ方や消え方が語り分けられている。
- 細部
- 伊予ではカワウソがノビアガリやタカタカ坊主の姿をとると考えられていた。北条市横谷のタカタカ坊主は、こちらが仰ぎ見れば見るほど大きくなり、視線を下げると縮んで走り去る。丹原町の高坊主は人けのない寂しい夜に姿を見せるとされた。魚島村や重信町で語られるものは初め小さな坊主の形をしており、じっと見ているうちに膨れ上がっていくが、やがて音もなく消え失せるという。同じ獣の変化として括られながら、大きくなる条件と最後の去り方が土地ごとに異なる点が興味深い。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ