にしんとくろぎつね
鰊と黒狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 網にかかって死んだ黒狐を弔うため稲荷を建て、鰊が嫌う狐の祟りを鎮めたという函館の言い伝え。
- 細部
- 文政六年、函館で鰊漁の網を干していたところ、一頭の黒い狐がその網に絡まって死んでいるのが見つかった。これを町役所に届けて献上したところ、同じ年のうちに稲荷が建てられ、その狐の皮を御神体として祀ることになったという。鰊という魚には狐を嫌う性質があるとされており、稲荷を建立することで狐による祟りを和らげ、漁への影響を防ぐ狙いがあったと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「鰊に関する伝説」に記録がある。
- 地域
- 北海道函館市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ