にらい・かない
ニライ・カナイ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海の彼方のニライ・カナイをノロが遥拝する白銀堂では、近年は漁労だけでなく子育ての願いなど参拝目的が多様化しているという。
- 細部
- 糸満にある白銀堂は、海に向かって開いた岩穴を拝む形式の拝所であり、ノロがニライ・カナイと呼ばれる海の彼方の異界を遥拝する場所とされている。ここに限らず、周辺にある他の拝所の多くも同じく海の神につながる系譜のものだという。もともとは漁に携わる人々が中心となって参拝していたと考えられるが、近頃では子どもの成長を願う「育ての願い」など、漁労とは直接関係のない願い事を持って訪れる参拝者も増えている。世の中の暮らし方が多様になるのに応じて、神々に求められる役割そのものも幅広くなってきているのだと理解されている。
- 広まり方
- 1986年の『国立民族学博物館研究報告別冊』所収、下野敏見「南西諸島の海神信仰」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県糸満市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ