にんぎょうつき
人形突き
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 田の稲を盗まれた村では、犯人に見立てた藁人形を全戸総出で竹槍で突き、体に異変が起きるよう仕向ける習わしがあった。
- 細部
- 村で誰かに稲を盗まれるという事件が起きると、数日を置いて村人たちは犯人を象徴する藁人形を作り、それを杭にくくりつけて村の中に立てた。そして部落のすべての家から一人ずつ人が出て、集まった全員がその人形を竹槍で次々に突き刺すという行事を行う。名指しの犯人が誰か分からない場合でも、こうして人形を突いておけば、実際に稲を盗んだ本人の体に三年以内には必ず何らかの異変が生じるとされ、共同体全体で行う呪術的な制裁として機能していた。
- 広まり方
- 1950年刊『民間伝承』所収、佐藤朔太郎「人形突き」に記録がある。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ