にんぎょ
人魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人魚の子を育てた老夫婦の娘が、嫁入りの船が難破したのちに海で人魚の母と暮らしたという対馬の昔話。
- 細部
- 子宝に恵まれなかった年老いた夫婦が、あるとき人魚の子を見つけて我が子のように育て上げたという昔話である。成長した娘はやがて気の進まないまま縁談を受け入れ、内地へ嫁ぐために船に乗り込んだが、その途上で嵐に遭遇し船は沈没してしまう。乗り合わせていた人間は誰一人助からなかったが、娘だけは海中で実の母親である人魚と再会し、以後は海の底で母とともに暮らすようになったと語られている。育ての親のもとを離れ、最後は生みの親のもとへ還る展開が印象的な話である。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、鈴木棠三「対馬昔話(二)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ