にんぎょ
人魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 観音正寺に安置される人魚のミイラで、聖徳太子が願いを聞き寺を開いたと語られる。
- 細部
- 観音正寺には人魚のものとされるミイラが伝わり、今も本堂に納められている。深い悩みを抱えて苦しんでいた人魚が聖徳太子の仏力によって救われた、あるいはその願いを聞き入れた太子がこの寺を建てたのだという由緒に結びつけて説明される。寺では昭和四十年ごろから人魚をかたどった土人形も作られ、参詣者へ分け与えられるようになった。水の生き物が仏の力で救われたという筋立てが、そのまま寺の縁起を支えている点が特徴である。
- 広まり方
- 1970年の『民俗文化』所収、菅沼晃次郎の近江の郷土玩具(7)と、1978年の『フォクロア』所収、堀田吉雄の人魚雑考に記録がある。
- 地域
- 滋賀県近江八幡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ