こはまのにんぎょをたべたやおびくに
小浜の人魚を食べた八百比丘尼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漁師が獲った人面の魚を食べた娘が歳を取らなくなり、800年生きて八百比丘尼と呼ばれたという話。
- 細部
- 昔、ある漁師が人の顔をした魚を捕らえ、それを振る舞おうと人々を家に招いた。ところが招かれた客の中の一人だけがその魚の姿に気づいて怖じ気づき、決してこれを口にしてはいけないと一同に言い聞かせたため、集まった人々はこっそり紙に包んで持ち帰り、帰路の途中でそれぞれ捨ててしまった。しかしある男だけは捨てずに持ち帰り、土産をねだる娘にその肉を食べさせてしまう。娘はそのまま普通に暮らして嫁いだが、夫が亡くなるたびに若返るということを繰り返し、幾人もの夫に先立たれた。自らの身の上を恥じた彼女はやがて尼となり、そのまま800年もの長きにわたって生き続けたため、八百比丘尼と呼ばれるようになったという。
- 広まり方
- 『日本随筆大成第二期』1973年収録、梅の舎主人『梅の塵』に記録がある。
- 地域
- 福井県小浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ