くにさきのにんぎょにくのこうしんこう
国東の人魚肉の庚申講
国内
未確認生物
- どんな話か
- 庚申講の由来話で、赤ん坊のように見えた料理の正体は実は人魚だったとされ、驚いて席を立つ話や食べて長寿を得る話が伝わる。
- 細部
国東町に伝わる庚申信仰の由来話には、人魚をめぐる二つの筋書きがある。ひとつは、成仏の人々が縁あって田原村の者を同じ庚申講の座に加えていたところ、その者の家でこしらえた料理が赤子のように見えたために、居合わせた一同は恐れをなして席を立ち、田原村の者を講から外してしまったというもので、実際にふるまわれていたのは人魚の肉であったが、誰もその正体には気づかなかったとされる。
もうひとつは、庚申の祭りを興したという東方朔に二人の仲間ができ、そのうちの一人の家に招かれた際にも赤子を料理する光景を目にして一人がおびえて逃げ帰ったというもので、家のあるじの正体は庚申そのものであり、供された人魚の肉を口にすれば長寿を得られるといい、東方朔は自分の分と合わせて三人前をたいらげ、九千年もの長きにわたって生き続けたと伝えられている。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』に掲載された窪徳忠「庚申縁起話」に記録がある。
- 地域
- 大分県国東市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ