からつおきのにんぎょとりょうとうのかめ
唐津沖の人魚と両頭の亀
国内
未確認生物
- どんな話か
- 延宝5年10月、唐津の海上で人魚と両頭の亀が捕れたと二つの随筆に記され、両頭の亀は執権争いの前触れとされた。
- 細部
- 肥前唐津の沖に伝わる話である。延宝五年(1677年)の十月、唐津の海上で人魚が捕れたと同時に、頭が二つある亀も捕れたという出来事が記録されている。古い書物には、政治の実権を巡って争いが起きるときには、こうした両頭の亀が現れるものだと述べられており、この時の捕獲もその前触れと結び付けて語られた。同じ出来事は、黒川道祐の『遠碧軒記』と山口幸充の『嘉良喜随筆』という、それぞれ別の随筆に記されており、当時すでに人々の間で話題になっていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1975年刊行の『日本随筆大成第一期』所収、黒川道祐『遠碧軒記』と、1976年刊行の同シリーズ所収、山口幸充『嘉良喜随筆』の両方に記録がある。
- 地域
- 佐賀県唐津市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ