にくかく
肉角
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 海津市松木村の武右衛門の娘たちが3歳で額に肉角を生じて次々と亡くなったという因果を問う話。
- 細部
- 海津市高須の松木村に住んでいた武右衛門という人物の娘にまつわる話である。この娘は3歳になったとき、額に中指ほどの太さの肉の角が生え始めたという。やがて顔にはできものが広がり、しまいには目も鼻も一つに融合したような姿になって亡くなってしまった。ところが不幸はこれだけにとどまらず、その後に生まれた二人の女児もまた、3歳になると同じように肉角が生じて同様の経過をたどり、いずれも命を落としてしまったのだという。当時の記録者は、これがいったいどのような因果応報によるものかと問いを投げかけている。
- 広まり方
- 1977年の『日本随筆大成第三期』所収、天野信景『塩尻』に記録されている。
- 地域
- 岐阜県海津市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ