にじゅうさんやさま
二十三夜様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 三井楽町の昔話で、二十三夜待ちの船上で海が引いて金が現れ、居合わせた船乗りが裕福になったと伝わる。
- 細部
- 三井楽町に伝わる昔話で、二十三夜様と呼ばれる月待ちの晩に船へ乗り込み、月の出を待っていた船乗りたちの話である。しばらくすると潮が引くように海の水が引いていき、その奥に何やらきらきらと美しく光るものが現れた。近寄って確かめてみると、それは大量の金であることがわかり、居合わせた船乗りたちはそのまま裕福な身の上になったという。二十三夜待ちは特定の月齢の夜に人々が集まって月の出を拝む民間信仰の一つとして各地に伝わるが、五島嵯峨島ではこのように富をもたらす吉兆と結び付けて語られている点が特徴的である。
- 広まり方
- 1976年の『日本民俗学』所収、関山守彌「昔話と民俗―五島嵯峨島の場合―」に記録がある。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ