にじゅうごにちさまとしにんのたたり
二十五日様と死人の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 飢饉のさなかに現れた来訪神が来訪を先延ばしにされて死に、また水を求めて訪れた者を追い返した後に死者が幽霊となって現れるという話。
- 細部
- 飢饉の折、カジ山で藤の実を掘っていた男の前に、三味線や太鼓を鳴らし赤い襷をかけた者が現れた。これは二十五日の神で、「今は飢饉の最中だから二十五日に来てほしい」と告げると去っていき、男はまもなく死んでしまったという。別の伝えでは、二十五日様は死人の祟りともされ、正月二十五日に水を求めて訪れた者に誰も水を与えなかったところ、その人は船で三宅島の方へ向かう途中で命を落とし、以来その幽霊が五色の旗を立てて現れるようになったと語られる。もてなしを断られた来訪者が死者となり、島に祟りをもたらす存在に転じる点が異様である。
- 広まり方
- 國學院大學民俗学研究会『神津島』(『民俗採訪』1956年)に記録されている。
- 地域
- 東京都神津島村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ