にほんじゅうのかみさま
日本中の神様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 巫女インズコが日本中の神様を呼び集め、故人の霊や相伴仏を降ろして語らせる口寄せの作法。
- 細部
- 仙北市西木町では、口寄せを行う巫女のことをインズコと呼んでいた。インズコは厚く敷いた座布団の上に座り、仏壇の前で真珠や貝などをつないだ数珠のようなものを手に持ち、玉を繰りながら日本中の神様をひとところに呼び集めるのだという。続いて亡くなった故人の霊であるシンボトケを呼び降ろすが、なかなか降りてこなかったり、間違えて別の霊を呼んでしまったりすることもあり、そうした場合は近くに刃物が隠されているからだとされた。水を供えると降りてきて語り出し、その後には相伴仏と呼ばれる霊も降ろして、思い出話のような形で自らの死の理由を語らせてから、最後にすべての神々を送り返すのだという。
- 広まり方
- 『羽後檜木内川流域の民俗』1964年、東京女子大学文学部史学科の巫女・祈禱師に関する調査記録による。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ