にごりがいけ
にごりが池
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 六部を殺して黄金の鶏と蚊帳を奪った家に、天井から血まみれの足が下がり餅が赤く染まったという祟り話。
- 細部
- 初夏のある夕暮れ、旅の六部がある家に一夜の宿を求めてやって来た。六部は桐の箱に納めた黄金の鶏と、部屋の広さに合わせて大きさを変える不思議な蚊帳を携えていたという。ところが翌日、この六部は数人の若者に斬り殺されてしまう。鶏は飛び去って姿を消したが、蚊帳だけは庄屋の手に渡った。その後、庄屋の家で餅をついていると、天井から血の流れる二本の足がぶら下がり、搗いていた餅を赤く染めたといい、これは殺された六部の呪いだと語られている。
- 広まり方
- 1943年の『旅と伝説』所収、四国三郎「阿波国那賀川流域に遺る伝説」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ