にぎりめし
握り飯
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 河内長野市では高野山へ毛髪や爪を納めに行く際に握り飯を持参し、ダリに憑かれて疲れたとき与えて自分も食べるという。
- 細部
- 河内長野市に伝わる葬送にまつわる習俗である。身内が亡くなると、なるべく早いうちに故人の毛髪や爪を高野山に納めに行くことになっていたが、その道中には握り飯を持参するのが習わしであった。道半ばでダリと呼ばれる餓鬼に取り憑かれると、体が急にだるくなってしまうとされており、そうなったときには水とともに握り飯をダリに与え、あわせて自分自身も口にすることで、その難を逃れられるのだという。旅の道中に潜む見えない存在への対処法として伝えられてきた習俗である。
- 広まり方
- 1999年の『日本常民文化紀要』所収、田中宣一「枕飯と枕団子-葬送儀礼における雑神への施食-」に記録がある。
- 地域
- 大阪府河内長野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ