くろしまのねずみ
黒島の鼠
国内
未確認生物
- どんな話か
- 安貞の頃、黒島で漁師の網に数百匹の鼠が掛かり、以後島は畑作を放棄したと伝わる。
- 細部
- 安貞年間のこととして、矢野保の浦にある黒島で漁師が網を引くと、数百匹もの鼠が上がってきたという話が伝わる。鼠はそのまま四方へ逃げ去り、以後この島の田畑は食い荒らされ続けたため、人々は作物を植えるのをやめてしまった。あわせて水鼠と呼ばれるものについても触れられており、これは鼠に似ているが体が小さく、小魚や小蟹が姿を変えたものだと説明されている。海の生き物が陸の害獣へ転じるという発想が核にある。
- 広まり方
- 1976年刊の『日本随筆大成第一期』に収める大朏東華『斉諧俗談』に記録がある。
- 地域
- 愛媛県伊方町
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ