ねっとうにすむさかな
熱湯に棲む魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 温泉岳の山上にある温泉は熱湯の勢いが強く人が入ると跡形もなく消えてしまうが、その浅瀬には小魚が泳いでいるという不思議が伝わる。
- 細部
- 雲仙の温泉岳には山の高いところに温泉が湧き出ており、噴き出す熱湯の勢いがすさまじいため、人はうかつに近寄ることができない場所として知られている。もし誤ってこの熱湯の中に踏み込んでしまえば、体はたちまち跡形も残さず消え失せてしまうのだという。ところが不思議なことに、その熱湯から少し離れた浅い水際には、平然と小魚が泳ぐ姿が見られるといい、命を奪うほどの熱さと生き物の営みが同居する光景として語り伝えられている。
- 広まり方
- 1973年刊行の『日本随筆大成』第二期に収められた、山崎美成の随筆『提醒紀談』に記録がある。
- 地域
- 長崎県雲仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ