いいでのひつぎをあげるねこまた
飯豊の棺を上げる猫又
国内
未確認生物
- どんな話か
- 貧乏寺の虎猫が猫又となり富家の葬式で棺を持ち上げたが、貧乏和尚の祈祷で収まりその寺は栄えた。
- 細部
- 昔、小坂という土地に猫又が出たという。貧しい寺で飼われていた虎猫が黒雲を呼び起こし、富裕な家の葬式で棺を持ち上げるという騒動を起こした。そこで貧乏寺の和尚が呼ばれて祈祷を行うと、棺は下がって騒動は収まったという。この出来事以来、この寺は栄えるようになったと伝えられている。貧しい寺の飼い猫が起こした騒動が、その寺自体の立場を引き上げる結果につながったという珍しい筋立てである。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「山形県南置賜郡中津川村」に記録がある。
- 地域
- 山形県飯豊町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ