ねこのがんかのかぼちゃ
猫の眼窩の南瓜
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 猫を殺した船頭の膳に出た南瓜が、掘ってみると猫の頭骨から生えていたという話。
- 細部
- 浦賀に伝わる話で、南瓜に目のない船頭が、あるとき猫を殺してしまった。年が改まってから泊まった船宿で、夕餉に南瓜が出された。ところがどうにも様子が怪しく感じられたので出どころを尋ねると、宿の庭で採れたものだという。二人で根元まで掘り返してみたところ、蔓は猫の骨の眼窩から伸び上がっていた。殺した相手の骨から、当人の一番好むものが実って口に入るという筋立てで、報いが食膳の上に現れる点が薄気味悪さの核になっている。
- 広まり方
- 1933年の『民俗学』に載る太刀川総司郎「三浦三崎の「でつと」その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ