つるのねこときつねのはしおどり
都留の猫と狐の橋踊り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 代官が可愛がっていた三毛猫が夜な夜な狐と組んで羽織を引きずり橋の上で踊っていたため、逃がしたという話。
- 細部
- 都留の代官であった内田半太夫は、一匹の三毛猫をたいそう可愛がっていた。ところがある頃から、自分の羽織に毎晩のように土がついているのに気づき、不審に思うようになる。ある晩ひそかに様子をうかがうと、橋の上でその猫が半太夫の羽織を引きずりながら踊っているのを目にした。猫だけでは踊れないものなので、そこには狐も加わっていたのだという。何度か同じ光景を見るうちに、半太夫はそれが自分の飼い猫に間違いないと確信するに至った。このまま化け続ければいずれ命を落とすことになると案じた半太夫が、今のうちにどこかへ行けと猫に告げると、猫はそれきり姿を消してしまったという。
- 広まり方
- 『甲斐路』1989年掲載、堀内真「都留市谷村の昔話―安藤千鶴子氏の伝承を中心として―」に記録がある。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ