とおののひつぎをつるふるねこ
遠野の棺を吊る古猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 年老いた猫は人語を操って死を言い当てたり、葬式の棺を吊り上げて中身を消したりするという伝え。
- 細部
- 猫は長く生きるうちに人のように言葉をしゃべるようになり、人の死を言い当てたり、鳥を空から落として食べたりするようになるのだという。あまり長く飼い続けてはならないとされたのはこのためである。実際、古い猫が葬式の場で棺桶を宙に吊り上げ、中身を空にしたまま棺だけを下ろしてしまったこともあったといい、後日、岩根橋の地蔵岩のあたりに死者の着物だけが残されていたと伝わる。
- 広まり方
- 1985年刊『伝承文芸』所収、国学院大学民俗文学研究会の記録による。
- 地域
- 岩手県遠野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ