ろうふをいやしたねこ
老父を癒した猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 貧しい家の猫が姿を消し、実は夜ごと病の老父の痛む場所に乗って眠りを助けていたという話。
- 細部
- 浅草の貧しい家では、家族が野菜を売って暮らしていたが、老父が病に伏したことで暮らしはいっそう苦しくなった。亭主が飼い猫に何とかできないかと愚痴をこぼすと、猫は昼間には姿を見せなくなった。不審に思った亭主が老父に尋ねると、猫は毎夜そばへ来て、老父の痛む箇所に乗っていたため、よく眠れるのだと答えた。実際に老父の病は快方へ向かい、猫が夜ごと寄り添って苦痛を和らげた話として伝わる。塵哉翁『巷街贅説』に記録されている。
- 広まり方
- 『続日本随筆大成別巻』(1983年)所収、塵哉翁『巷街贅説』に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ