すおうおおしまのねこやまとおくさまのむくい
周防大島の猫山と奥様の報い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 下女にかわいがられていた猫が姿を消し、九州の猫山を訪ねると出世した猫から宝物を得たが、まねた奥様は同じ猫に喉を噛み切られた。
- 細部
- 昔、ある家の下女にかわいがられていた猫がある日姿を消してしまった。人に尋ねると、九州のいなばにある猫山という山にいるはずだから、探しに行くとよいと教えられた。言われるままに山へ入ると、そこには立派な家が建っており、夜になると猫が姿を現した。猫は、ここへ入れたのはお前が猫として出世した証だから心配は要らないと告げつつも、本来ここは人が足を踏み入れる場所ではないと釘を刺し、宝物を持たせて帰らせた。これを聞いた家の奥様が下女のまねをして同じ猫山を訪れたところ、かつて自分が飼っていたはずのその猫に喉笛を噛み切られてしまったという。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』に載った宮本常一「猫山の話」に記録されている。
- 地域
- 山口県周防大島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ